WHO サル痘の感染状況の検証のため緊急委員会を招集へ

世界保健機関(WHO)はサル痘の感染状況が公衆衛生における緊急事態かどうかを検証するため、6月23日、緊急委員会を招集する。15日、テドロス事務局長が明らかにした。
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テドロス事務局長は15日のブリーフィングで、サル痘ウイルスの感染状況はこれまでのケースと異なり、憂慮の念をもたらしていると発言している。
WHOの調べでは、サル痘ウイルスの検出された件数は現時点で世界39カ国で1600件を超え、さらに感染の疑いのある件数は1500件近くに上っている。39か国のうち7か国は以前にすでにサル痘が検出されていた国である一方、32か国は今回初めてウイルスが検出された。
テドロス事務局長によれば、2022年当初から現在までに世界でサル痘による死亡例は72件が確認されており、その全部がこれまでサル痘ウイルスが検出されたことのない国に限定されている。
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WHOはサル痘のワクチンの大規模接種は推奨していないものの、妊婦、児童、HIVに陽性反応を示す免疫不全者など、リスクグループに属す人達に対しては、接触後の予防措置としてワクチンが進められるうるとしている。
サル痘が公衆衛生上の国際緊急事態として宣言された場合、これには新型コロナウイルスによるパンデミックと同等の地位が付与される。
なお、日本では現時点ではサル痘ウイルスは全く検出されていない。
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