ネパールのファニンドラ・ポカレル内務相は、「ネパールでは週休2日制は効果的でないことが判明した。週休2日制の実験が国内で1カ月間行われたが、現在、旧来の労働カレンダーに戻すことが確認されている」と発表した。
報道によれば、今週からネパールでは、以前同様、土曜日を休日とする週6日勤務となる。
同相によると、5月15日から週休2日を導入するという当局の決定は、燃料の消費量を削減するという主な目標の達成にはつながらず、消費量はこれまで通り高い水準のままだったという。
ネパールでは輸入の大部分を燃料の購入が占めている。ネパール中央銀行によると、世界的な燃料価格の高騰から、ネパールの外貨準備高が2021年5月の117億5000万ドル(約1兆5825億円)から2022年5月には92億8000万ドル(約1兆2498億5360万円)に減少しているという。
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