暴かれたウクライナ生物ラボ 米国の極秘活動とは

ウクライナ 精神病者を被験者にした実験は少なくとも2011年から実施 露国防省

ウクライナにおける精神病者を被験者にした実験は、少なくとも2011年から行われており、実験を監督する米国人のリンダ・オポルト・アル・ハルン氏は、ハリコフ近郊の研究所を幾度も訪れていた。16日、ロシア軍放射能化学生物防衛部隊を率いるイーゴリ・キリーロフ中将が明らかにした。
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キリーロフ中将は、ロシア国防省が先に行った報告で、米国が出資のウクライナ、ハリコフ州メレーファ市の生物研究所の職員らが2019年から2021年の時期に、ハリキウ(ハリコフ)の精神病院の患者らを被験者とし、実験を行っていた事実が指摘されていたことに言及。この違法行為を組織した中に、米国籍のアルハルン氏がいる。
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「特殊軍事作戦で入手した文書のおかげで、ウクライナでは少なくとも2011年からこうした研究が行われており、アル・ハルン氏は米国防総省の資金でハリコフ州のソロコフカ村に建てられた研究所のメレーファ支部を何度も訪れていることがわかった 」キリーロフ中将はこのように明らかにした。
「DTRA(米国国防脅威削減局)のウクライナにおける活動の文書を分析した結果、DTRAは軍部の伝染病学者の育成を優先事項のひとつに掲げていることがわかった。育成コースで米国側は、感染症診断の独自の基準を積極的に導入しているが、こうした感染症は現在の公衆衛生問題に即していないものだ」キリーロフ中将はこう述べている。
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キリーロフ中将は、米国防総省が6月9日付けの公式サイトで、米国が旧ソ連邦領域において行う生物学的活動に関して、公式的に声明を表したことにも言及した。その中で米国は、ウクライナの46か所の生物学研究所へ資金調達を行った事実や、米国防総省とウクライナ科学技術センターの関係を認めている。
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