イタリアで初の合法的な安楽死

12年前に交通事故で身体がまひしたイタリア人男性が17日、息を引き取った。イタリアで初の合法的な安楽死だった。安楽死の合法化を支持しているルカ・コシオーニ協会(Associazione Luca Coscioni)がサイトで発表した。
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フェデリコ・カルボーニさん(44)は、特別な装置を使って自分で薬品を投与し、家族に見守られながら息を引き取った。

「よりよく生きるためにできることは全てやり、自分の障害を最大限に活用しようと努力したが、今は精神的にも肉体的にも限界だ」

デイリー・メールによると、イタリアの憲法裁判所は2019年、保守政党やローマ・カトリック教会が激しく反対したにもかかわらず、安楽死への扉を開いた。なお、地元の保健当局が各要請を検討し、承認しなければならないとした。
カルボーニさんは当初、保健当局の許可を得ることができなかったが、2回の訴訟に勝ち、2021年11月、安楽死のための薬品を受け取る許可を獲得した。
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