日本、ロシア北極ガス開発で融資継続 露ガス大手社長が明かす

露ガス大手「ノバテク」のレオニード・ミケルソンCEOは17日、露サンクトペテルブルクで開かれている国際経済フォーラムで、日本企業が参入する北極圏の天然ガス開発事業「アークティックLNG2」について、日本側が融資を続けていると明らかにした。
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ミケルソン氏はフォーラムで「日本側が『アークティック2』の融資を送ったと連絡を受けたところだ」と述べ、対露制裁などで露日経済協力が停滞する一方で、日本側がこの事業の継続に向け動いていることをほのめかした。
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「アークティック2」は露北極圏の国際ガス開発事業で、2022~2023年の生産開始を予定。ロシアや中国の企業のほか、日本の独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産もオランダにある合弁会社を通じ、10%の権益を取得していた。
ロイター通信によると、日本の萩生田経済産業大臣は4月、「アークティック2」からの日本企業の撤退を否定していた。
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