この研究には21カ国の35歳から70歳までの10万人以上が参加し、研究者らは被験者を11年間追跡調査した。研究の結果、1日に6~8時間椅子に座っている人は、早死にや心臓病のリスクが12~13%上昇することが分かった。また、1日に8時間以上座っている人は、こういったリスクが20%増加した。
また、1日8時間以上座って過ごす被験者は、1日に4時間以上座るものの活動的な生活を送る被験者と比べて心臓病と早死にのリスクが約50%高いことも判明した。
研究者らはこの結果を受け、座りがちなライフスタイルを変えて、身体活動を増やすことが心臓病と早死を予防すると結論づけている。
スプートニクは以前、「SNSに入り浸る」ことが肥満、糖尿病や心臓病など慢性疾患の発症につながることから、スマホなどのガジェットで時間を浪費することは生活の質や寿命を縮める習慣だという医師の忠告について報じている。
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