ウクライナでの露特別軍事作戦

英ジョンソン首相、長期戦を懸念 ウクライナへの兵器供給と穀物輸出を呼びかけ

英国のボリス・ジョンソン首相は、ウクライナ情勢について、長期にわたる敵対行為に備える必要があると懸念を表明し、これに関し、英国の同盟国にウクライナ政府を支援するよう呼びかけた。
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ジョンソン氏は、英サンデー・タイムズ紙のコラムで、ロシアは「消耗戦に頼っている」とし、「我々は長期戦に備える必要があるのではないか」と綴った。
ジョンソン氏によれば、英国および同盟国は「ウクライナが生き残り、最終的に勝利するために必要な戦略的持久力を確保することで対応しなければならない。」この点に関し、ジョンソン氏は、英国とその同盟国が取るべき「4つの重要なステップ」を挙げた。
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第一点目として、ジョンソン氏は、ウクライナへの武器、装備品、弾薬の提供、そしてウクライナ軍の訓練を挙げた。ジョンソン氏は「第二に、我々はウクライナ国家の存続を支援しなければならない」と続け、ウクライナ政府が「給与を支払い、学校を維持し、支援を届け、可能な場所の復興を開始する」必要があるとした。
第三に、ジョンソン氏によれば、「既存の代替陸路の開発と、ウクライナ経済が機能し続けることを確実にするために、長期的な努力が必要である。」第四に、ジョンソン氏は、封鎖された穀物備蓄を輸出する必要があると記した。
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また、ジョンソン氏は「食糧輸出の回復がこれほど急務であるにもかかわらず、これらの措置はいずれもすぐに結果をもたらすものではない。これにはすべて、数ヶ月から数年続く英国および同盟国の断固とした努力を要する」と訴えた。
先に、露サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで講演したプーチン大統領は、ウクライナが武器と引き換えに穀物を輸出することは最も悲しい選択肢だとした。プーチン氏は、ウクライナの穀物輸出には5〜6つの選択肢があり、ウクライナ政府は海外の支配者に焦点を置くことなく、自分たちでどうするか決めるべきだと指摘した。
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