米国が対露制裁措置で「自らの足を撃った」=米経済学者

米国経済研究所のウィリアム・ルガー会長はフォックスニュースでのインタビューで、米国がロシアに対する制裁措置で「自らの足を撃った」と表明した。
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ルガー氏は、制裁が導入された国が「行動を変える」という事実につながることはめったにないと述べた。同氏は、制裁の下でロシアがエネルギー資源の輸出からの収入を増やしていると指摘した。これは、「誤った行動」の「意図しない結果」である。
ルガー氏は「意図しない結果」として、米国が制限の下で逮捕されたヨットの維持費を支払わなければならなかったこと、そして米国がガソリンと食料の価格の高騰に直面していることを挙げた。同氏は「そして米国は世界的な食糧援助のための補助金を提供する必要があると発表した」と語った。
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同氏は経済制裁の状況は「非常に予測可能」だったと指摘した。科学者たちは研究を行い、そのような圧力の政策がしばしば「あまり役に立たない」と結論付けたという。ルガー氏は「現政権の政治的決定は、米国の納税者や海外の人々に利益をもたらすものであるはずが、実際には自らの足を撃ったものである」と述べた。
これより前、米国はベネズエラ国営石油会社PDVSAのエリック・マルピカ元社長に対する個人制裁を解除した。
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