黒田総裁は岸田首相との会談後、記者団に対し「円安の進行については、企業の経営計画に対して色々な不確実性をもたらし、好ましくないと伝えた」と語った。
一方、岸田首相は黒田総裁との会談について「現状の経済情勢についての意見交換が基本だった」と説明。為替については「急激な円安は憂慮すべきことだという話があった」と述べた。
日銀は17日に開いた金融政策決定会合で、コロナ禍から回復途上の日本経済を下支えする必要があるとして、大規模な金融緩和の維持を決めた。インフレ抑制のため、金融引き締めに動く欧米諸国とは対照的な立場をとっているとして、当面は円安が進む可能性があるという見方も出ているという。
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