NHKは性暴力の被害にあった人やその家族などを対象に、今年3月から4月にかけてインターネットを通じてアンケートを実施。3万8千件余りの回答を得た。
このうち「自身が被害にあった」という3万5千件余りの回答を専門家が分析したところ、国際的な指標によるPTSDの疑いが強いケースが全体の54.1%に相当する1万9千件余りに上ることが明らかになった。
分析した目白大学の齋藤梓准教授は「性暴力の被害による影響は多岐にわたり、全てを数字で表せるわけではないが、精神的に深刻な影響を及ぼすことが分かる結果を得た。被害者が支援を受けられる環境の整備や専門家の育成が急務」とコメントした。