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シリア難民男性 独ケルン大聖堂を木彫刻で精巧に再現

故郷シリアで続く内戦から逃れ、ドイツへと渡った男性が木彫りのケルン大聖堂を制作した。その精巧さが大きな話題を呼び、このほど大聖堂近くのイベント会場で展示会が開かれた。
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ファデル・アルクドゥルさん(42)は2015年、シリアを離れドイツのケルンへ到着した。この時、列車から降りて最初に目に入ったのがケルン大聖堂だった。
イスラム教徒でありながら、アルクドゥルさんは大聖堂に親しみを感じ、すっかり魅了されたという。故郷で父親から彫刻を教わっていたこともあり、2019年、自分で撮りためた写真やスケッチをもとに、木彫りの制作に没頭するようになった。
ケルン市内にある小さな工房で制作を続けること2年半。父親から譲り受けた古い道具を使い、正確な図面もないまま、高さ約2メートル、幅1.4メートルの木彫りを作り上げた。
作品は現在、大聖堂の向かいにある建物で展示されている。アルクドゥルさんは、将来的にはドイツで彫刻家として生計を立てていけるようにしたいと考えているという。
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ケルン大聖堂の木彫刻と並んで立つシリア出身のファデル・アルクドゥルさん(ドイツ・ケルン、20日)

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ケルン大聖堂を背にポーズをとるシリア出身のファデル・アルクドゥルさん(ドイツ・ケルン、20日)

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展示ブースに展示された、アルクドゥルさん制作のケルン大聖堂の木彫刻(ドイツ・ケルン、20日)

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自身が作成したケルン大聖堂の木彫刻を眺めるシリア出身のファデル・アルクドゥルさん(ドイツ・ケルン、20日)

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ケルン大聖堂の木彫刻と並んで立つシリア出身のファデル・アルクドゥルさん(ドイツ・ケルン、20日)

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ケルン大聖堂を訪れたシリア出身のファデル・アルクドゥルさん(ドイツ・ケルン、20日)

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