新型コロナウイルス

コロナ患者の顔面の「ムコール症」除去手術 ロシアで成功

露ニージニィー・ノヴゴロド州で、コロナウイルス感染者の顔にできた真菌感染症「ムコール症」を除去する手術が行われた。同州の臨床病院が発表した。
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ムコール症、別称「黒カビ病」は真菌の感染によって起こる合併症。周囲の環境にある真菌の胞子に触れたり、切り傷や引っかき傷、火傷を通して真菌が皮膚に潜入した後に発症することがある。糖尿病患者やコロナウイルスなど、病後に免疫力が低下した人がかかると危険性が高い。
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軟組織や骨の壊死や化膿性炎症、視神経の完全萎縮、真菌による生成物の組織に有毒に作用することで視力低下などが指摘されている。
ニージニィー・ノブゴロド州臨床病院のニコライ・ミロノフ医長は、「当院の専門医は、新型コロナウイルス感染症COVID-19の合併症であるムコール症の顔面・眼球・鼻の軟組織・骨病変に対する手術を初めて執刀した。患者は今のところ順調だ」との声明を発表した。
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