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AIが作る初のクラフトビールが登場 米国

米ルイジアナ州のニューオリンズでは20日、人工知能(AI)によって作られた初のクラフトビールが登場した。米テレビ局「WGNO」が伝えている。
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そのクラフトビールの名前は、「AI Blonde Ale」。地元の醸造所「ノラ・ブルワリー」が20日、コンピューター・ビジョンに関する学会「CVPR」の開催に合わせてこのビールをリリースした。
このビールについて、ノラ・ブルワリーで働く醸造家のデレク・リンターン氏は、「伝統的な醸造法に最先端の技術を加えたもので、とてもユニークで、普段は決してやらないような作り方でしたが、味はとても爽やかで飲みやすく、とても満足しています」と語っている。
このビールは、オーストラリア機械学習研究所(AIML)と、地元のレストラン「バロッサ・バレー・ブルーイング」との共同実験で生まれた。
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同レストランのオーナーであるデシルヴァ氏は、「毎日約1000万人の人々がネットでビールのレビューを書き込んでいます。人々はQRコードをスキャンして、5つの質問に答え、そのビールを評価するのです。人工知能がその評価を生産者に直接伝え、AIがそのデータをすべて取り込んでビールのレシピを作り、生産者に『市場はこう考えていますよ』と伝えるのです」とAIを使ったビールの製造について語っている。同氏は、「ぜひともこの地に足を運び、未来を味わってもらいたい」と話している。
スプートニクは以前、日本の研究チームがAIを活用して糖尿病や認知症など約20種類の病気にかかる可能性を予測する方法を開発したと報じた。
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