ザポロジエ原発の安全性を巡る状況

ザポリージャ原発へのIAEA視察をウクライナ当局が阻止 非合法濃縮ウランの暴露を懸念

国際原子力機関(IAEA)は、ザポリージャ(ザポロージエ)州エネルゴダール市にあるザポリージャ原子力発電所の状況は遠隔監視しているものの、IAEAの代表団が直接原発を視察することは、ウクライナ当局によって阻止されている。ザポリージャ州議会のヴォロディミル・ロゴフ議員はスプートニクからの取材に明らかにした。
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ロゴフ議員はこれより前、IAEAのグロッシ事務局長によるザポリージャ原発の視察の可能性を明らかにしていた。ザポリージャ原発はザポリージャ州の中でもすでに解放された領域にあり、自由なアクセスが可能。ザポリージャ州当局はIAEAに放射線レベル、発電量など、必要なデータをすべて転送している。
「IAEAの代表団に直接原発を訪問するよう呼びかけたが、ウクライナ政権がこれを阻止し、訪問を妨害している」
ロゴフ議員は、ウクライナ当局は、IAEAの代表団の現地入りで原発がウクライナ政権の支配下にあったときに非合法に蓄積された濃縮ウランやプルトニウムの在庫が暴露され、国際社会に明るみにされることを恐れていると指摘している。
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