ブルームバーグによると、建業地産は湖南省商丘(しょうきゅう)市で建設中の「リバーマンション」の購入者を対象に、最大16万・中国人民元(約326万円)の債務を農産物で支払うことを認める。農産物での支払いを認めたのは、中国で不動産需要が低迷していることから、より多くの顧客の惹きつけようと宣伝効果を狙ったからだという。
農家にとってはこのキャンペーンは非常に好都合だ。小麦で債務を返済すれば1キロ4元(約81円)相当となり、国営備蓄会社に売却(3元、約61円)するよりも割がいい。また、ニンニクについては1キロあたり10元(約203円)の返済に充てられるといい、通常の卸売値(6.92元、約141円)よりも農家に有利な交換レートとなっている。
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