中国軍機約30機、台湾の防空識別圏に進入 緊張高まる

台湾国防省は21日、中国軍の戦闘機など29機の軍用機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表した。中国は5月31日にも軍用機30機を台湾のADIZに進入させており、台湾への圧力を強めている。
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台湾国防省によると、台湾のADIZに進入したのは中国軍の「J-11」戦闘機5機や「J-16」爆撃機8機などの軍用機計29機。台湾側は哨戒機をスクランブル発進させたほか、対空ミサイル部隊を展開させるなどして監視と警戒にあたった。
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中国は連日台湾のADIZに軍用機を侵入させ圧力を強めている。大規模なものでは1月23日に39機、5月31日に30機の軍用機が進入していた。
今月10日には米国のオースティン国防長官と中国の魏鳳和国防相がシンガポールで会談を行い、台湾問題についても議論した。だが、両者の隔たりは大きく台湾海峡の緊張緩和には至っていない。
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