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領土の4分の1は砂漠化の危機に瀕している=イタリア農業生産者協会

イタリアの領土の4分の1以上(28%)が、干ばつや熱波により砂漠化の危機に瀕しており、国内の農業生産を脅かしている。イタリアの農業生産者協会「Coldiretti」が、このように発表した。
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発表によると、イタリア北部パヴィーア県を流れる同国の主要な水路であるポー川の水位は平年より3.3メートル低く、これは8月中旬(例年)の水位より低いという。
同協会は、「国内の農業生産の30%超、家畜生産の半分が水不足に脅かされている」と発表している。イタリア最大の湖であるマッジョーレ湖とコモ湖の水量は、それぞれ19.5%と17.6%。同国のアペニン山脈の気温が40度を超える熱波が到来する中、谷間の地域では作物を育てるために灌漑を行う必要がある。
また、干ばつは国家的な緊急事態であり、イタリアが2003年に経験した同様の状況よりも深刻な事態を招く恐れがあるという。
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同協会は、「気候変動により、国土の4分の1以上(28%)が砂漠化の危機に瀕しており、協会のデータによると、その被害額はすでに20億ユーロを超えている 」と指摘している。2022年、イタリアでは降水量が半減し、ほぼ3カ月間雨が降っていない地域もあるという。
これよりも前、イタリアでは夏の猛暑や、同国北部と中部を襲う干ばつが続く中、同国の多くの地域が自然災害体制を宣言する用意があると報じられた。この宣言には洗車や庭の水撒きの禁止など、水の利用に関する措置が含まれる。イタリア政府も全国的な干ばつ対策の可能性について検討を行っている。
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