スカイニュースによれば、ロンドン郊外のベックトンにある下水処理場では2月から5月にかけて、ポリオウイルスに極めて近いウイルスが数種検出された。これらのウイルスの痕跡は、「ワクチン由来」のポリオウイルス2型(VDPV2)だとされている。
スカイニュースは、検出されたウイルスは、パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアなど未だにポリオが根絶されていない国で最近ポリオワクチンを接種した人から下水道に侵入した可能性があると報じている。
ポリオはポリオウイルスによって引き起こされる急性感染症で、脊髄の灰白質に感染し、主に神経系の病理を特徴とする。
現段階では治療薬はなく、ワクチン接種で感染を予防する以外、手段がない。
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