匿名で取材に応じたウクライナと米国の政府高官らによると、ウクライナ軍のパイロットと参謀本部の間ではドローンの運用に関する問題で意見が分かれているという。
パイロットらは、米国製の攻撃型ドローン「グレイ・イーグル」がロシアの地対空防衛システムによって破壊されることに懸念を抱いているという。米国製のドローンは1度か2度のミッションで役目を終えるとのこと。
フォーリン・ポリシーはウクライナ兵の発言を次のように紹介している。
「敵の地対空防衛システムがある我々のようなケースで、こうした高価なドローンを使用するのは危険である。ここはアフガニスタンではない」
報道によると、ロシア軍が地対空防衛システムを強化したことにより、トルコ製のドローン「バイラクタル」も事実上、無意味となったため、ウクライナ軍のパイロットはこうしたドローンの運用を制限しているという。 そのため、ドローンは現在、特殊作戦でのみ部分的に運用されているとのこと。
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