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化石の卵の中から卵 竜脚類では初の発見

卵の中に卵がある「二重卵」。これまでは鳥類やカメではこういった卵が報告されていたが、ティタノサウルス類という竜脚類の恐竜が「二重卵」を産卵していたことが、古生物学者の研究で明らかになった。この研究をまとめた論文が、科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されている。
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今回研究チームが、インド西部にある堆積地層「ラメタ累層」で発見されたティタノサウルス類の化石の卵約50個を調べたところ、二重卵が見つかったという。爬虫類の中ではカメでこういった卵の報告はあったが、竜脚類では今回が初。
研究チームによると、今回の発見で竜脚類のティタノサウルス類の卵管は鳥類のそれと類似していた可能性があることが分かった。研究者らは、決定的な結論を得るためには、さらなる研究が必要だと述べている。そして今回の発見により、この二重卵は鳥類やカメ特有のものではなく、竜脚類が主竜類(現代のワニと鳥)と非常によく似た生殖行動をとっていたことを示している。
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