沖縄県は追悼式の趣旨について「慰霊の日は、戦争による惨禍が再び起こることのないよう、恒久の平和を希求するとともに、先の大戦で亡くなった戦没者のみ霊を慰めることを目的として定められた県民にとって特別の日であり、この日に式典を実施することに意義があると考えています」と説明している。
玉城知事は平和宣言の中で「今年、沖縄は本土復帰50年の節目の年。今なお国土面積の約0・6%しかない沖縄に、日本全体の米軍専用施設面積の約70・3%が集中しており、米軍基地から派生する事件・事故、航空機騒音、水質や土壌等の環境汚染など、県民は過重な基地負担を強いられ続けている」と述べ、「沖縄の基地問題の早期の解決を図ることを強く求めいく」と強調した。
岸田首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いを貫き、世界の誰もが平和で心豊かに暮らせる世の中を実現するため不断の努力を重ねていく」と述べた。