サンタ=マリア大聖堂はイタリア・フィレンツェにあるキリスト教・カトリックの教会。高さ約90メートルの高さにある展望台は観光客にも開放されている。展望台へは464段の階段を徒歩で上がらなくてはならないという。
「la Nazione」によると、男性は展望台で体調が悪くなり、救急隊が駆けつけて男性を地上に降ろしたが、その時にはすでに亡くなっていたという。
サンタ=マリア大聖堂は、職員が応急処置の教習などを受けて万が一の事態に備えているとしているものの、同聖堂と隣接する「ジョットの鐘楼」の参拝客に対し体調不良時や循環器系の持病がある場合は十分に注意するよう呼び掛けていた。
イタリア中部の世界遺産「ピサの斜塔」でも2018年、展望台への階段を上っていた日本人観光客の男性(当時63)が死亡していた。
関連ニュース