ゼレンスキー大統領はテレグラム・チャンネルで次のように記した。
「これは我々の国が独立を獲得してからの30年間で、ウクライナにとって最も重要な決定の一つとなった。ただしこの決定はウクライナだけに関係することではない。これは欧州強化につながる最大の一歩であり、この一歩はまさにいま、私たちの時代に踏み出される一歩である」
欧州理事会は欧州委員会の設定する条件を欧州加盟候補国が実現した後に、さらなる手続きを進める。
セルビアは2012年に加盟候補国となり、実際の加盟に向けた交渉は2014年に始まった。アルバニアは2014年、北マケドニアは2005年にそれぞれ加盟候補国となった。2020年に両国は複数回にわたって加盟交渉の開始を提案したものの、開始はいまだ延長されている。
ベルギーのブリュッセルで23日夜(日本時間24日未明)に行われたEU加盟国首脳サミットの結果、EU首脳陣はウクライナとモルドバへの加盟候補国としての地位の付与を承認した。ミシェル大統領は同じくEU加盟を目指すグルジアについても、同国が条件を満たせば加盟候補国の地位を付与する用意があるとしている。