研究グループは、1世紀から4世紀の間に使用されていた少なくともローマ時代の2つの神殿の遺跡を発見した。
神殿群は、ドイツ国境近くのヘルダーラント州東部にあるヘルウェン-ヘメリング村の粘土採掘現場で発見された。
かつてローマ帝国の国境がこの地域に設定されていたため、研究者らはこの発見に非常に驚かされた。
ヘルダーラント州で見つかった神殿の祭壇用の石
© 写真 : RAAP
遺跡からは神像のほか、彩色された漆喰の破片や文字が書かれたタイルなども発見されている。
また、ローマ兵が神々に捧げた小さな石の祭壇が数十見つかっている。同機関は、「これらの石はヘラクレスやユーピテル、メルクリウスに捧げられた」と述べている。ローマの高官らは、願いを叶えてくれた神々に感謝するために数十の石を配列した。発見されたもののいくつかは、ナイメーヘンの地元博物館に展示される。
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