スイス連邦関税局の発表では、スイスは5月、3カ月ぶりにロシアから3トン超の金を輸入。3トンの出荷量はスイスの金輸入量のわずか2%に過ぎないものの、ブルームバーグは今回の輸入再開について、ロシア産の金に対する警戒心の変化を示すものである可能性があると報じている。
ロンドン貴金属市場協会が認定リストからロシアの金地金製造業者を外し、これにほぼ大半の精錬業者も従って、ロシアからの新しい金地金の輸入を拒否していたものの、規則上はロシア産の金地金の加工は禁止されていない。スイスの金精製工場は世界の金の3分の2を扱っている。
フォーブスの報道によれば、スイスは4月からは、もう一つの貴金属であるパラジウムもロシアから少量輸入している。
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