知床観光船事故 ロシアのDNA鑑定 不明者と一致

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、ロシア当局はロシア極東南クリル諸島のクナシル島(国後島)で見つかった2人の遺体のDNA鑑定を行った。日本のメディアが報じた。
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NHKによると、ロシア当局が遺体のDNA鑑定を行った結果、行方不明となっている甲板員の男性と北海道の女性のDNAの資料と一致した。
今後、遺体の引き渡しが行われたあと、日本側もDNA鑑定と身元の特定を行う見通し。
「KAZU1」の沈没事故は日本の北海道知床沖で4月23日に発生。乗員乗客26人のうち、これまでに14人の死亡が確認され、12人が行方不明となっている。さらに、5月にはロシア極東のクナシル島で不明者とみられる男女それぞれ1人の遺体が見つかっており、日本政府は露当局と情報を共有し身元の確認を進めている。
知床観光船事故 運航会社、聴聞に出席せず 
5月26日には「KAZU1」の引き揚げ作業が行われ、沈没から33日ぶりに船体が海面に姿を現した。その後、船体は引揚作業船によって網走港に運ばれ、海上保安庁などが原因究明に向けた現場検証を行った。
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