WHO 世界のサル痘の症例数を公表

世界保健機関のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界で確認されたサル痘の症例数が3200人を超えたと発表した。このうち1件で死亡が確認されている。
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サル痘の感染状況に関するWHOの緊急委員会の会合でテドロス事務局長は、「6週間程前に、WHOは英国で3例のサル痘の集団感染が発生したという報告を受けたが、その際、海外への渡航はなかった。以来、48カ国から3200件超の症例が確認され、1件は死亡例だった」と明らかにした。
世界は新たなパンデミックへの備えができていない=WHO事務局長
感染は48カ国で確認されており、同事務局長によれば、この間に確認された国では、同性愛者との接触があった男性を中心に発症しているという。
しかし、同事務局長は、感染者から他の人への感染の伝播も継続しており、おそらく状況は過小評価されていると指摘した。これに関連し、WHOの事務局長は、感染した女性の割合が他の国よりもはるかに高いナイジェリアで、サル痘の感染拡大のメカニズムを研究するよう呼びかけている。
この間、WHOはサル痘ウイルスの名称の変更を望んでいた。
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