ブルームバーグはイラク産原油を売買しているトレーダーを引用し、アジアでは未だに現取引期間でイラク産原油のバスラ・ミディアムまたはバスラ・ヘビーのスポット購入がなく、シェールオイルの買い入札も行われていないと報じた。
イラク産原油の主な購入国は中国とインドだったが、両国は現在、ロシア産原油の購入を大幅に増加した。ロシアは国産燃料の大幅値引き行っている。
なおブルームバーグは、イラクが自国の地位を失ったのは、イラク産原油はロシア産原油よりも、原油からガソリンやディーゼル燃料をつくるのが難しいことに関連している可能性もあると報じている。
先に、5月の中国向けロシア産原油の輸出が前年同月比で55%増加し、中国の原油輸入構造としては、サウジアラビアを抜いてロシアが同国最大の供給国となったと報じられた。
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