これに先立ち、テニスで過去に世界ランク1位となったマルチナ・ナブラチロワ氏は、トランスジェンダー選手の女子競技への参加を不公平だとし、この問題に関してIOCの率先力欠如を非難した。
スイス・ローザンヌで行われたIOC理事会後の記者会見で、アダムス氏は「これは非常に複雑なテーマであり、難しい状況。バランスを考えなければならない」とし、「トランスジェンダー選手に大きな優越性があるかどうかは、それぞれのスポーツ、それぞれの種目の方がよく理解していると思う。したがって、各国際競技連盟が独自に決定するようにした。全てに対応した規則は1つではない。批判されることは避けられないが、バランスを取るべきだ」と語った。
関連ニュース