同園の職員は、ある来園者がタバコを檻に投げ込むと、オランウータンがそれを拾ったと語った。オランウータンは利口なため、喫煙する人たちを見ることで、タバコを吸うことを憶えたとみられる。
同園側は、「来園者はしばしば動物の檻に物を投げており、オランウータンは投げ入れられた物を人間がどう使うかを見ることによって、使用方法を学んでいる」と説明する。
報道によれば、オランウータンに関する投稿がSNSで拡散されると、動物園の警備員は、動物たちの檻にタバコがないかを確認して回ったとされる。
映像では、オランウータンが檻の中で腰を下し、指にタバコを挟んでいる様子を見ることができる。オランウータンは来園者らに目をやりながら、2回ほど深くタバコを吸い、一服が終わると、身を屈め、地面にタバコを擦り付けて火を消した。
ボルネオ島に生息するこのオランウータンは、野生では絶滅の危機に瀕している。
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