ANNなどによると、岸田首相は26日からドイツで開かれるG7サミット、29日からスペインで開催されるNATO(北大西洋条約機構)の首脳会談に出席を予定している。
岸田首相はG7サミットにおいて、ウクライナ情勢や世界の経済問題、インド太平洋の地域情勢について「率直な議論を行い、G7の結束を示す機会にしたい」と述べた。また、日本の総理大臣として初めて参加するNATO首脳会談については「これを機に日本とNATOの関係を新たなステージに引き上げたい」とした。
また、日韓関係の改善に向けた韓国の尹大統領との二国間会談については、現時点では予定はないとしたうえで、「これまでの日本の一貫した立場に基づいてどうするか考えたい」と述べるにとどめた。
一方、国政の選挙戦が行われているなかでの首相の長期外遊は異例で、一部野党からは内政軽視との批判の声も上がっている。これに対し岸田首相は、日本の総理大臣として選挙は重要との認識を示したうえで「世界の平和と秩序を守るために国際社会が協力するなか、日本の国益を守るために国際会議に参加する意義は大きい」と述べた。
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