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イナゴがニオイでがんを発見? 米研究

米名門マサチューセッツ工科大学の研究者チームは、イナゴが嗅覚でがんと良性腫瘍を見分ける能力があるとする論文を発表した。今後、更に研究が進めばがんを早期発見する技術の開発につながる可能性がある。研究の内容は同大公式情報サイトに掲載されている。
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論文によると、実験ではイナゴの脳の嗅覚をつかさどる部分に電極を差し込み、培養したヒト由来の良性腫瘍、がんなど3種類の腫瘍のニオイをイナゴに嗅がせた。
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その結果、イナゴの脳はそれぞれの腫瘍に対して異なった反応をみせた。電極のデータのパターンには明らかな違いがみられるといい、イナゴが腫瘍の種類を見分けられることが明らかになった。
昆虫をがんの発見で利用する試みは世界初だという。チームは、今後の研究でイナゴがどのようにがんを見分けているかのメカニズムを詳しく解明することで、がん発見の技術向上に生かしたいとしている。
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