略奪行為への関与でチェコの傭兵2名が祖国に強制送還、終身刑の可能性=チェコ・ラジオ

ウクライナ政府の準軍事組織「カルパツヤカ・セチ(カルパチヤ・コサック本営)」でキエフ近郊の戦闘行為に関わっていたチェコ市民2名は略奪行為への関与により祖国に強制送還される。2名はいずれもチェコ大統領の許可なく傭兵として戦闘行為に関わっており、仮に有罪になった場合、最大で終身刑に処される可能性がある。チェコ・ラジオが報じた。
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報道によると、ウクライナ当局はこれら2名の傭兵がキエフ近郊の戦闘地域で略奪行為に関わっていたとみている。2名はいずれもカルパツカヤ・セチ大隊に所属していた。ウクライナ警察は刑事事件として2名の身柄をチェコ側に引き渡した。チェコで2名の罪が立証される場合、裁判所は容疑者らに対し20年あるいは無期懲役の判決を下す可能性がある。
ウクライナ当局によると、外国人傭兵が略奪行為に関わるケースはこれが初めてだという。2名はいずれも略奪行為への関与が同じ部隊のウクライナ兵によって確認されている。傭兵らは合わせて数百グラムの金や銀の装飾品を略奪したという。
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傭兵のひとりは行為を認めており、盗んだものはいずれも「ガラクタ」で、価値はないとしている。もう一人は容疑を否認している。
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