岸田首相、ウクライナ情勢の裏で北朝鮮の核ミサイル開発を強化させないよう呼びかけ 

日本の岸田文雄首相は27日、ドイツで開催中のG7サミット(主要7カ国首脳会議)で、国際社会がウクライナ情勢への対応に注目している傍ら、北朝鮮がミサイルおよび核開発を進展させることは許されないとの考えを述べた。NHKが報じている。
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NHKの記事では、北朝鮮による核・ミサイル開発をめぐり「ロシアのウクライナ侵略への対応に国際社会が注力している中、核・ミサイル開発をさらに進める機会の窓が開いたと北朝鮮に誤信させてはならない」との岸田首相の発言が引用されている。
こうした上で、岸田首相は、すべての大量破壊兵器の完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄の実現が必要だと強調した。
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また、岸田首相は、中国を念頭に「ロシアによるウクライナ侵略のような力による一方的な現状変更がまかり通る世界を拒否する」とし、「法の支配に基づく国際秩序を強化していく」と述べた。加えて、「ウクライナ情勢から誤った教訓を導き出す国が出ないようにしなければならない」と指摘した。
G7サミットは、ドイツのバイエルンで26日から28日にかけて開催される。同サミットにはセネガル、南アフリカ、アルゼンチン、インド、インドネシアの首脳らが招待されている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領もオンラインで参加する。
年明け以降、北朝鮮はすでに18発の弾道ミサイルを発射した。韓国および米国メディアは、北朝鮮が核実験を行う準備をしていると報じている。
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