権統一部長官は、北朝鮮が未だに核実験を行わない本当の理由は不明ではあるものの、いつ実験が実施されてもおかしくない状況にあると指摘し、次のように語っている。
「北朝鮮がいつ核実験を行っても不思議ではない...。端的に言えば、北朝鮮はすべての準備を完了しており、あとは政治的決断を下すだけだ。では未だになぜ実験を行おうとしないのか。正確な理由は実は我々にもわからない。北朝鮮は世界と国内の情勢を見極め、(核実験の時期を判断し)効果を最大限引き出す時期を狙っている可能性がある」権韓国統一部長官は記者会見でこう説明し、北朝鮮でのCOVID-19の流行や「急性腸内性感染症」の感染状況を踏まえ、同国の行動を注視する必要性を強調した。
権統一部長官は、北朝鮮はウクライナにおける紛争や米中対立、パンデミックの後遺症の経済危機など、今の国際問題を自国の核兵器の開発を深化させるために利用していると見ている。
権統一部長官は国際社会は北朝鮮の「挑発」に甘んじてはならず、北朝鮮を対話へと追い立てねばならないと指摘した。
関連ニュース