サハリン南部で日本人とみられる遺体発見 知床観光船事故の行方不明者か

日本の海上保安庁は28日、サハリン島南部で日本人とみられる遺体が発見されたとロシア当局から連絡を受けた。遺体は救命胴衣を着用しており、今年4月に北海道知床沖で沈没した観光船「KAZU1」の乗員乗客の可能性がある。日本のメディアが報じた。
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海上保安庁によると28日昼頃(日本時間)、ロシア側から外交ルートを通じ、島南部のコルサコフ周辺で日本人とみられる遺体を発見したとの連絡があった。
遺体の性別や年齢などは不明。一部が白骨化しているとみられるが、救命胴衣を着用しており、携帯電話と鍵を所持していたという。
日本・知床観光船事故 事故当日の通話記録が明らかに
同庁は「KAZU1」の乗客乗員の可能性があるとみて、現在、外務省と連携し確認を急いでいる。
「KAZU1」の沈没事故をめぐっては、今月、ロシア当局がクナシル島(日本表記:国後島)で発見された2人の遺体のDNA鑑定を行った結果、甲板員の男性と乗客の女性であることが判明した。現在、両国間で遺体の引き渡しに関する調整が行われている。
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