ウクライナでの露特別軍事作戦

露ラブロフ外相「ウクライナに武器を供給すればするほど、紛争は長期化」

ロシアのラブロフ外相は28日、欧米など西側諸国のウクライナへの軍事支援について、「武器を供給すればするほど、紛争は長期化する」と述べた。同日、ウクライナへの軍事的支援の継続を表明した主要7か国(G7)に対するけん制とみられる。
この記事をSputnikで読む

西側諸国の方針は全く非建設的で有害なものだ。ウクライナに武器を供給すればするほど、紛争は長くなる。

ラブロフ外相は記者団に対しこのように述べ、ウクライナへの兵器供給を強める欧米の動きをけん制した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
ウクライナで「ロシアは勝つことはできず、勝つことがあってはならない」=マクロン大統領
また、NATO(北大西洋条約機構)が28~30日に行う加盟国首脳会談でロシアを「平和と安定の脅威」と位置付けるとの見方に対しては、「ロシアはNATO首脳会談のずっと前からNATOに敵とされてきた」と述べ、新たな位置づけの変化によって米国やNATOの活動が変わるわけではないとの認識を示した。
このほか、NATOが東欧諸国で兵力人員を最大20万人に増大させる計画については、「これまでの合意をないがしろにするもので、NATOがロシアの国境まで近づこうとする受け入れがたい方針の延長だ」と批判した。
BRICSに加盟を申請したアルゼンチンイランについては、「両国とも候補としてふさわしい」と述べ、今後5国による合意によって加盟プロセスが進んでいくとの見解を示した。
関連ニュース
G7サミット ウクライナの2022年度財政支援額を公表
米国、ウクライナへの中長距離ミサイル防衛システム供給計画を近く発表か=CNN
コメント