西側諸国の方針は全く非建設的で有害なものだ。ウクライナに武器を供給すればするほど、紛争は長くなる。
ラブロフ外相は記者団に対しこのように述べ、ウクライナへの兵器供給を強める欧米の動きをけん制した。
また、NATO(北大西洋条約機構)が28~30日に行う加盟国首脳会談でロシアを「平和と安定の脅威」と位置付けるとの見方に対しては、「ロシアはNATO首脳会談のずっと前からNATOに敵とされてきた」と述べ、新たな位置づけの変化によって米国やNATOの活動が変わるわけではないとの認識を示した。
このほか、NATOが東欧諸国で兵力人員を最大20万人に増大させる計画については、「これまでの合意をないがしろにするもので、NATOがロシアの国境まで近づこうとする受け入れがたい方針の延長だ」と批判した。
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