ロシアはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟に否定的=リャブコフ外務次官

ロシアは欧州の安全構造を破壊するNATOの無責任な方針を非難し、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟計画に否定的な姿勢を示している。ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ次官が29日に明かした。
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「我々はNATO拡大を国際問題における極めて不安定な要因と考えている。拡大する側にも、加盟する側にも、NATOを脅威と受け止める諸国にとっても、安全を加えるものではない」

リャブコフ外務次官はさらに、NATOによるロシア抑制方針の強化は、ロシアの政策に影響しないと語った。ロシアは「いかなる場合においても確実に自身の安全を保障する」とした。

「NATOのレトリックは我々にとって明らかだ。採択される新戦略構想では、ロシアは同機構の脅威と位置付けられる。これは実生活には何の関係もない。まさにNATOが我々にとって脅威となっている」

スウェーデン、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟について、28日にスペイン・マドリードで行われた北欧2国とトルコ、NATOによる4者会談の結果、トルコがこれまでの立場を一転させ、2国の加盟を支持することで合意した。
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