NATO首脳会議の初日の会合後に発表された宣言では「本日、スウェーデンとフィンランドをNATO加盟へ招待することを決定した」と述べられている。またNATO加盟国は、29日に加盟に関するしかるべき議定書に署名することでも合意した。
スウェーデンとフィンランドの加盟は、現在のNATO加盟国30か国の議会における批准が必要となる。
スペインのマドリードで28日、トルコ、スウェーデン、フィンランドは安全保障に関する覚書に署名した。
NATO加盟国の首脳らは、2030年までの新たな戦略概念も承認した。そこではロシアが「NATOの直接の脅威」として位置づけられた。
NATOの戦略概念は、NATOの重要な文書であり、NATOの価値観や目的が確認されているほか、安全保障に関連する分野の状況についての集団評価が含まれている。
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