「よく考えてみてください。 全世界の総GDPは80~90兆ドルです。現在の米国の債務は30兆を超えており、日毎ではなく、時間毎に増加しています。私たちが5分話をしている間に、約300万ドル増加するのです」
ヴェネディクトフ氏は、日本政府の債務は10兆に近づいており、これは国内総生産の2.5倍以上であると指摘する。
「西側のたった2カ国だけで、国家債務は世界全体のGDPの半分に急速に近づいています」
世界を代表する経済大国でありながら、なぜこのようなことが起こるのか、という質問に対して、同氏は、金融の知識がある専門家であれば誰でも答えられると語った。
「もし、既存の融資の問題を解決しようとして、さらに融資を組んでいる人がいるとしたら、その人は不相応な人間か、そもそも借金を返すつもりのない詐欺師であると言えるでしょう。それは国家でも同じです」
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