ロシアのラブロフ外相は、ベラルーシのマケイ外相との会談後の記者会見で「NIS諸国における米国の活動はきわめて、きわめて危険だ。それは不透明であり、それ自体が持つリスクは、発見された米国の生物学研究所の活動の証拠によって証明されている」と述べた。
ロシア国防省は先にプレゼンテーションを行った中で、米国がウクライナにおける生物研究所の活動に2億ドル以上の資金援助を行っていたと発表していた。これらの研究所は米軍の軍事・生物プログラムに参加していたという。
米国のバイデン大統領は6月30日、スペイン・マドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議閉幕後の記者会見で、米国は近日中にウクライナに対する8億ドル(約1087億円)規模の新たな「軍事支援」を発表すると表明した。同支援には、防空システム、追加の砲や弾薬、対砲兵レーダー、これまでに供与された多連装ロケット砲用の追加の弾薬などが含まれるという。
バイデン氏によると、「世界中の米国の同盟国」50か国も、戦車600両、砲システム500基、砲弾60万発をウクライナへ供与することを約束した。
先にロシアは、ウクライナへの兵器供給をめぐり、米国を含むすべての国に外交文書を送付した。ロシアのぺスコフ大統領報道官は、西側によるウクライナへの兵器供与は悪影響を及ぼすと指摘した。
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