米国が途上国の状態を悪化させた=プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領は、米国は紙幣を印刷して食料を買い付けており、このような状況の中で途上国は最悪の状態に置かれたとの考えを示した。
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プーチン大統領は30日、インドネシアのジョコ大統領と会談し、食料市場における米国の政策について述べ、「売るよりも買うほうが多い。彼らは紙幣を印刷し、ドルを配り、食料を購入している。価格は上昇し、途上国は最悪の状態に置かれた」と述べた。
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プーチン大統領は、世界の肥料市場にも問題を引き起こしたガス価格の上昇をめぐる状況について、これはウクライナでのロシアの特殊作戦ではなく、西側諸国の誤ったエネルギー政策に関係していると指摘した。
プーチン大統領は「(これは)ドンバス、ウクライナでのわれわれの軍事作戦とは全く関係ない。すべては1年前に始まり、西側諸国の誤ったエネルギー政策と関係していた。エネルギー分野におけるこれらの明らかな間違いの結果、肥料生産にとっての主な原料の1つであるガスの価格が急騰した」と述べた。
ロシアのラブロフ外相も30日、欧州は米国が推し進めている対ロシア制裁によって米国よりもはるかに強く苦しんでおり、米国側は制裁を発動する際に自国を「大切」にして傷つけないようにしていると指摘し、そのため米国がロビー活動を行っている制裁圧力の目的は、ロシアだけでなく、競争相手としての欧州も弱体化させることだとの考えを示した。
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