新型コロナウイルス

北朝鮮が調査報告を発表 新型コロナ拡大は韓国からの風船ビラが原因 

6月30日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の防疫当局は、韓国との隣接地域で見慣れないものに接触した2人から新型コロナウイルスの感染拡大が全国に広まったとする調査結果を発表した。産経新聞が、韓国メディアを引用して報じている。
この記事をSputnikで読む
当局によると、見慣れないものとは風船によって運ばれたもので、事実上、韓国の脱北者団体が散布した北朝鮮の体制批判ビラをさしている。今回の発表により、新型コロナウイルスの感染拡大の責任が脱北者団体にあると示唆された。
新型コロナウイルス
韓国 初の国産コロナワクチンの使用を承認
北朝鮮では4月、金日成主席の生誕を祝う祝賀行事が大々的に行われた。この式典が同国における新型コロナの集団感染の原因ではないかと指摘されているが、北朝鮮政府は、感染はウイルスの国内流入を韓国から飛ばしたビラ配布にあるとし、反発を強めた。
現在、北朝鮮の新型コロナ感染疑い者数は約474万人(人口の2割弱)にのぼるとされる。
一方、韓国の統一部は、北朝鮮側が主張するような、韓国から北朝鮮への新型コロナウイルスの伝染、つまり、物を介したウイルス感染などはあり得ないと表明している。
関連ニュース
タイの保健相、コロナワクチン6回接種も感染
中国、新型コロナ感染地域はわずか1カ所
コメント