ユネスコ、無形文化遺産の一覧にウクライナのボルシチを追加

ユネスコの無形文化遺産保護条約政府間委員会は、無形文化遺産の一覧にウクライナのボルシチを追加した。同委員会の会合後にユネスコのウェブサイトで声明が発表された。
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プレスリリースでは、「ウクライナのボルシチの調理文化が、緊急の保護を必要とする無形文化遺産の一覧に加えられる」と述べている。
ボルシチはビーツを使ったスープで、ビーツの赤い色が特徴的な料理。ボルシチの歴史は何世紀にもわたっており、ロシア人やベラルーシ人、ポーランド人、リトアニア人、ルーマニア人、モルドバ人、また、東欧のアシュケナジムなど、さまざまな民族の食事に同様の料理がある。
しかし、インターネット上では、ロシアとウクライナの間でボルシチの起源についての議論が数年来続いている。2021年、グーグルはロシアの歴史を作った10種の料理の中にボルシチを入れている。そこでは、ウクライナのボルシチは、このスープの種類の1つに過ぎないと述べている。
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以前、ユネスコの評価機関は、ウクライナでの紛争から委員会がこうした決定を下すことを推奨している。当局は、ボルシチの調理文化はこの地域の他の国々の間にも広まっており、条約のリストの1つになんらかの要素が含まれても、独占権や所有権を意味するものではないと強調した。
緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表は、国際的な保護措置であり、それは2003年にユネスコによって採択された条約に含まれている。
緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表
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