再編「サハリン1・2」をめぐる状況

「サハリン2」のガス供給が止まった場合、日本国内の「エネルギーの安定供給に大きな影響が出る」=朝日新聞

日本の商社も出資するロシア極東の石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」について、ロシアのプーチン大統領が事業主を新たなロシア法人に変更することを定めた大統領令に署名したことをめぐり、朝日新聞は1日、「サハリン2」のガス供給が止まった場合、日本国内の「エネルギーの安定供給に大きな影響が出る」と報じた。
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朝日新聞は「仮に供給がストップすれば、国内のエネルギーの安定供給に大きな影響が出る」と報じている。   
また同紙は、LNGは代替調達先の確保が難しいとされていることに言及し、次のように指摘している。

「日本企業は通常、長期の契約で調達しているが、価格の高い短期契約で市場から買うことになれば、日本国内の電気代やガス代のさらなる値上がりにもつながる」

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日本のエネルギー分野を所管する経済産業省は、対応に追われているという。
日本の松野官房長官は5月の記者会見で、「サハリン」プロジェクトについて、エネルギーの大部分を輸入に依存する日本にとって重要なプロジェクトだと指摘し、長期的なエネルギー安定供給確保の観点及び対露制裁の実効可能性の観点から引き続き維持していく考えを示していた。
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