新型コロナウイルス

オミクロン変種で英国にすでに第5波

英国はコロナウイルスの第5波到来を発表した。英国ではここ1週間で入院患者数が40%増加している。インディペンデント紙が英国民保健サービスの発表を引用して報じたところによると、感染拡大を招いた元凶はオミクロン株の変種のようだ。
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インディペンデント紙の報道によれば、今回英国は今までの経験に照らして、コロナウイルスの大流行がまだ収束してはいないことを悟った。先週1週間で、英国の病院でコロナ患者と診断された患者数は2000人増の7822人となった。6月27日の時点で集中治療室にいる重症者は前週の150人に比べて192人まで増えており、陽性反応が確認された人は前週より23%多い170万人となった。ウイルス学者たちはこの増加の原因はオミクロン株の変種のBA.4とBA.5の拡大にあると見ている。
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コロナ感染症、オミクロン株の長期化リスクは低い=ランセット
英国の医師らは現時点ですでに、感染拡大がピークを迎えた昨冬と同じ体制で働いていると警告している。新規入院者数はすでに1000人に近づいた。インディペンデント紙はこの数字は上がる一方であり、同時に、コロナの入院患者数の増加により、すでに救急診療部での待ち時間が記録的な長さに達している事実を指摘している。このことから、英国保健省はすでに変種への対策は万全であるものの、緊急対策が必要になる恐れを警告している。
ロシアのコロナウイルスワクチン「スプートニクV」を再接種した場合の入院予防効果が研究で97%であることが示されたことについての記事はここからお読みいただけます。
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