米イリノイ州・独立記念日の祝賀行事で発砲 30人死傷

米シカゴ郊外のハイランドパークで4日午前10時(日本時間5日午前0時)ごろ、米独立記念日の祝賀パレードの最中に発砲事件があった。これまでに少なくとも6人が死亡し、24人がけがをした。犯人とみられる若い男は逃走を続けており、警察が足取りを追っている。現地紙「シカゴ・サン・タイムス」が伝えている。
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事件の目撃者によると、発砲はパレード開始直後に起こったといい、銃声が20~50回ほど聞こえたという。犯人はパレードが行われていた通りの建物の上にいたとみられる。
事件現場では犯行に使われたとみられるライフルが見つかった。周辺は交通規制が敷かれ、米連邦捜査局(FBI)職員を含む警察官や救急隊計100人以上が捜査や負傷者の救出にあたっている。
警察は犯人とみられる18~20歳ぐらいの白人の男の行方を追っている。男は長い黒髪に白か青のTシャツ姿だったという。また、市当局などは街の中心部に近づかず、自宅から出ないよう住民に呼びかけている。
米国では5月にテキサス州の小学校で児童19人と教師2人が犠牲に銃乱射事件が発生するなど銃による犯罪が相次いでいた。これを受け米国では銃規制を強化する法律が28年ぶりに成立し、6月25日にバイデン大統領が署名したばかりだった。
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