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女性のミクロフローラの改善 プロバイオティクス、役に立たず

プロバイオティクスは、膣ミクロフローラの改善にも不妊症の治療にも役立たない。これに関する研究論文が、欧州ヒト生殖医学学会のサイトに掲載された。
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研究は、2019年4月から2021年2月にかけて実施され、体外受精(IVF)が必要な計74人の女性が選ばれた。74人全員のラクトバシラス属の割合は低から中程度で、異常なレベルだった。
実験参加者はランダムに2つのグループに分けられた。1つ目のグループはIVFの前に10日間膣用プロバイオティクスを投与され、2つ目のグループにはプラセボが投与された。
膣の微生物叢に対するプロバイオティクスの影響を判断するために、10日間投与した後、次の月経周期の終わりにミクロフローラのサンプルが採取された。
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結果、膣の微生物叢はプラセボ群で40%、プロバイオティクスを服用した群で29%改善したことが示された。また、実験の1〜3か月後に実施した分析では、研究に参加した女性全員の3分の1以上(34%)にミクロフローラの改善がみられたという。
研究者らは、膣の微生物叢が「芳しくない」状態の患者の不妊治療について、状態が自然に正常になるまで延期するよう提案している。
今回の研究でテストされた特定の膣用プロバイオティクスは、IVFの前に好ましい膣ミクロフローラに影響を与えなかった。一方、研究者たちは「プロバイオティクスは全体としてまだ無視されるべきではない」と締めくくった。
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