中国外務省によると、会見で王外相は「中国は雲南省と東方経済回廊の物流と産業の成長のため、中国、ラオス、タイとの共同経済回廊の発展を志向する」と述べ、新しい経済回廊が3国の共同発展やヨーロッパへの輸出などを促進するとした。この経済回廊の目的の1つとして、タイ産の農産物を中国市場へ迅速に供給することを例に挙げた。
また、王外相はウクライナ情勢や物価の上昇などを念頭に、世界で「乱流のような出来事」が起きていると指摘したうえで、中国・タイの関係発展は揺るぎないものだとの認識を示した。このほか、デジタル領域やサイバー技術の発展においても二国間協力を深化させる方針を表明した。
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