ジョンソン首相は新型コロナウイルス対策のロックダウン中に官邸で飲酒を伴うパーティーを開催していたことが2021年末に判明し、批判を浴びていた。さらに2022年6月末には、政権幹部が公共の場で酒に酔った状態で男性2人にセクハラを行った問題で辞任するなど、ジョンソン政権ではスキャンダルが相次いでいた。
ロイター通信などによると、この日辞表を提出したのはスナク財務相とジャビド保健相。
ジャビド保健相は自身のツイッターで「この職責を務めるのは大変栄誉あることだったが、もはや良心の呵責に耐えられず、職にとどまることはできない」とコメント。スナク財務相も「国民は政府が真剣で権能のあるしかるべき方法で運営されることを期待する権利がある。この崇高なスタンダードのために闘うのは価値のあることだ。だからこそ私は辞任する」とジョンソン政権の体たらくを暗に批判した。
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